新型コロナウイルス対策に紫外線技術が注目されています。弊社では2020年6月16日にUV-Cに関するセミナーを実施しました。来る9月3日に第2弾として『紫外線技術と細菌・ウイルス不活化の有効性を考察する』セミナーを開催します。本セミナーでは、紫外線がなぜ細菌・ウイルスに有効なのか、新型コロナウイルスへの効果の実際についてなどの視点に立ち、エキスパートの方々に講演をいただきます。ぜひこの機会にご参加のご検討ください。
2020年9月3日(木)13:00~16:45
(接続テスト:11:00~11:20、聴講者入室:12:45~)
Zoomを用いたWEBセミナー(Zoomウェビナー)
注)本セミナーでは録音・録画、PC画面の撮影、また配布しますセミナーテキストの複製・第三者への提供などの行為一切を固く禁じます。
13:00~13:40 | コロナウイルスへの工学的対抗策の検討と、現状の問題点大阪府立大学 研究推進機構 放射線研究センター 准教授 元々は核融合炉材料研究から始まり、近年は学校教育現場で使われるクルックス管の放射線安全管理に力を入れていましたが、コロナウイルスの問題が騒がれるようになって、何か我々にも出来ることが無いかと検討を始めました。まず、コロナウイルスの基本的な構造と分類(一本鎖RNA)から、放射線生物学的な知見から紫外線が有効では無いかと考えました(結果的に、ウイルスの分類によって紫外線への抵抗性は変わらないようですが)。その後、放射性計測を行う上での技術を応用して任意表面での積算線量評価を可能とし、定量的な評価を行った製品を医療機関などに無償提供する活動を始めました。 当初はマスクの再利用が非常に注目されていたため「マスクリーン」と言う名前で提供していましたが、現在では様々な業界で機器表面を処理するBOXとして活用頂いています。紫外線自体は大昔から滅菌・不活化に使われてきましたが、近年放射線滅菌などでパッケージ化された医療器具などが主流となったためか、紫外線のことが忘れられており、研究を行う専門家も居ないことから、一周回って注目されている、と言う状態です。しかし、市場に出回っている製品には極めて粗悪な物が多く、警鐘を鳴らしています。 それに加えて、同じ光子を用いた技術として光触媒にも注目しています。従来紫外光が必要であった二酸化チタンに加えて、三酸化タングステン形の光触媒が脚光を浴びており、病院などの室内、マスクや防護着への塗布による飛沫・接触感染を抑制し、さらには可視光LEDとファンを組み合わせた空気清浄機により、飛沫、エアロゾル感染を抑制していけるのでは無いかと考え、製品開発を行っています。 ―質疑応答(13:40~13:50) |
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13:50~14:30 | 農作物のウィルス除去から始まった紫外線照射ロボットUVバスターについて(株)ファームロイド 代表取締役/日本大学医学部 客員研究員 飯村 一樹 氏 農業分野では波長域280~320nmの紫外線UV-Bの活用が一部で始まっており、農作物の病害抵抗性の誘導や糖度上昇、一定の防除効果が認められており、農作物の品質向上技術の一つとして、その将来性に期待が集まっている。農業はつねにウィルスや細菌との戦いであり、一般的にカビ(糸状菌)は農薬で防除できるが、ウィルスは防除が困難である。。特に市場規模の大きなトマトのトマトモザイクウィルス、日本が世界に誇るイチゴのイチゴうどんこ病などは農業界では有名なウィルスのひとつである。そのような背景から当社ではUV-Bのリサーチを進めてきたが、今年になり新型コロナウィルスが発生し、世界は未曾有のコロナ禍に巻き込まれた。そこで、これまでのロボット技術と紫外線の知見を活用して誕生したのがUVBuster(UVバスター)である。紫外線UV-Cによってウィルスを除去することを目的に4月から開発が行われ、5月26日には板橋区・日本大学医学部・当社の産学官連携によって新型コロナウィルスの死滅を確認することができた。緊急事態宣言の真っ只中で国産の紫外線照射ロボットによる取り組みとしては日本初であろう。本講演では、我々の農業分野における紫外線UV-Bから医療分野における紫外線UV-Cへの変遷をお伝えする。 ―質疑応答(14:30~14:40) |
14:40~14:50 | 休憩 |
14:50~15:30 | UV-LEDによる水処理への応用 ~紫外線水処理技術における役割~お茶の水女子大学 基幹研究院 教授 大瀧 雅寛 氏 水道において紫外線技術が大きな注目を浴びるようになったのは、我が国ではこの数年のことである。新光源であるUV-LEDが水処理において果たす役割、他の光源と比較しての利点、長所を併せて解説する。浄水処理の分野でのUV-LED光源も含めた紫外線処理装置の能力検証の解説を行うと共に、UV-LED特有の留意点や課題点について紹介する。浄水以外のUV-LEDの適用方法について、POU(Point of use)など他の光源に比べての利点や課題点を説明しながら、今後の展望について紹介する。 ―質疑応答(15:30~15:40) |
15:40~16:20 | UVC-LEDとその応用旭化成(株) マーケティング&イノベーション本部 UVCプロジェクト モジュール開発部 部長 三矢 伸司 氏 弊社のUVC-LED(商標Klaran TM)のデータシートを活用しながら、「どのようにUVC-LEDを細菌・ウイルスの不活性化に用いるか」についてご説明します。また、その中でUVC-LEDの最新性能や、新型コロナウイルスを含む最新応用動向を織り交ぜてご報告させていただくことで、LED紫外線光源の立場から今回のセミナーテーマの趣旨に沿った説明となるように努めさせていただきます。 |
受講料 |
¥26,400(税込)
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配布資料 |
講演資料 + 2020年6月号『紫外線光デバイス開発と実用化への期待』PDF版 ※ Zoom招待案内メールの中に配布資料のダウンロードURLを記述いたしますので、そちらよりダウンロードをお願い致します。 ※ 配布資料は公開可能な範囲となります。また、資料は複製・コピー、第三者への開示・提供を固く禁じます。 |
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申込・支払方法 | 下部にあります、お申込みフォームよりお申込み下さい。 受付が完了しましたら自動返信メールが届きますので内容をご確認ください。 <お支払いについて> 後日、決済用URLを記載した請求書(クレジット用)をお送りします。お支払いは9/2までにお願いいたします。 <セミナーへの参加について> 9月2日(水)に順次メールにてお知らせします。 (※ Zoom招待案内メールの中に配布資料のダウンロードURLを記述したしますので、そちらよりダウンロードをお願い致します。) | |
領収書発行 |
領収書が必要の場合は、備考欄にご記入ください。 |
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申込締切 |
9月1日(火)17:00 |
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お問合せ | (株)オプトロニクス社 担当:加納・三島 Tel:(03)3269-3550 E-mail:seminar@optronics.co.jp |