“withコロナ”“アフターコロナ”時代を迎え、新たな日常スタイルが求められていますが、これまで接触することが当たり前であったシーンにおいて、非接触への対応が望まれつつあります。
 月刊OPTRONICSでは2019年6月号において『空中ディスプレイとその光学系』特集を行ないましたが、この技術の実現によって「モノに触れない価値を創出できる可能性がある」とされています。
 そこで、本セミナー特集ではモノに触れない価値ある技術や製品に着目し、社会実装に向けた応用展開を含めてその情報をご紹介します。ぜひこの機会にご参加下さい。

開催日時

2020年12月4日(金)13:00~16:30
(接続テスト:11:00~11:20、聴講者入室:12:45~)

形態

Zoomを用いたWEBセミナー(Zoomウェビナー)
注)本セミナーでは録音・録画、PC画面の撮影、また配布しますセミナーテキストの複製・第三者への提供などの行為一切を固く禁じます。


プログラム

13:00~13:30

総論:ニューノーマル時代の非接触・タッチレス空中インターフェイス

宇都宮大学 山本 裕紹 氏

 
13:30~14:00

空中ボタン操作によるタッチレスソリューション

日立オムロンターミナルソリューションズ(株) 飯田 誠 氏

 2020年5月 AIRR(Aerial Imaging by Retro-Reflection)方式による空中像表示技術と、測距センサを用いた空中入力センシング技術を組み合わせた小型の「空中入力装置”クリーンボタンタイプ”」を発表、同年10月から販売開始した。
 既存端末のユーザーインターフェースに組み合わせて使用することで、医療機関や金融機関、公共施設、交通機関、工場等の幅広い分野で設置される機器に触れることなく、クリーンな非接触操作を実現する「タッチレスソリューション」として活用が期待される。
 本セミナーでは、今回開発した空中入力装置の開発の背景と、特徴、活用事例を紹介する。

14:00~14:30

静電センサ―利用の非接触インターフェイス

アルプスアルパイン(株) 安次嶺 勉成 氏

 タッチパネルは薄型軽量であることから、スマートフォンやカーナビゲーション、産業機器の制御パネル等に用いられてきた。 コロナ時代を受け、今後は様々な場面で衛生面に配慮が求められ、HMIも進化すると予測される。
本講では、静電容量式タッチパネルの原理と、弊社が取り組んできた高感度化技術を解説し、接触と非接触HMIをシームレスに実現した応用事例について紹介する。 また、空中インターフェースへの可能性についても言及する。

14:30~15:00

エッジAIを利用した指先認識による非接触ユーザインタフェースの実現

ディープインサイト(株) 小島 竜一 氏

機器に触れずに操作するための、エッジデバイスで動作するユーザインタフェースを開発した。ディープラーニングと機械的な画像認識処理を繰り合わせることで、柔軟な認識と軽快な動作を両立している。空中での指先のつまむ動作を単眼カメラで撮影し、30fpsのサイクルでリアルタイムに処理するので、ユーザがストレスを感じずに入力できる。
この非接触ユーザインタフェースは、医療現場や食品工場などの衛生管理のために装置に触れられない作業シーンで有用なほか、感染症対策として、店舗のメニュー端末やサイネージなどの不特定多数の人で共用する端末への適用も期待される。
本セミナーでは、非接触ユーザインタフェースシステムの概要と、ディープラーニングにおける画像認識率の向上策について解説する。

15:00~15:15

休 憩

15:15~15:45

2面コーナーリフレクタアレイを用いた空中ディスプレイ

(株)パリティ・イノベーションズ 前田有希 氏

 何もない空中に映像を表示する「空中ディスプレイ」はSF映画などで度々登場し,その現実化・実用化が期待されてきた。近年,結像光学素子を用いる空中ディスプレイの技術開発が進んでおり,その中の一つに再帰的な反射を利用するマイクロミラーアレイベースの技術がある。ヘッドマウントデバイスや特殊なメガネを必要とせず裸眼で観察できること,像が無歪みで高い実在感・臨場感があること,既存の映像コンテンツを使えること,などの利点があり,量産も可能であるため実用化が有望視されている。
 本講演では,マイクロミラーアレイベースの結像光学素子の一つである2面コーナーリフレクタアレイによる空中映像表示の原理について説明し,株式会社パリティ・イノベーションズにおけるこれまでの取り組みとして製造や非接触ユーザーインターフェース・空中タッチディスプレイへの応用について概説する。

15:45~16:15

空中ディスプレイの将来展望

宇都宮大学 山本 裕紹 氏

16:15~

質疑応答

本セミナーではセミナー中にチャットで質問を受付け、全講演が終了後に質疑応答を行ないます。



受講料・申込方法ほか

受講料 26,400円(税込)
---複数名申込割引---
同一企業から複数名でお申込みいただいた場合、
2人目以降の方の受講料を半額の13,200円(税込)にさせていただきます。
<3人以上の場合> 備考欄に受講される方の「お名前」「ご所属先」「E-mailアドレス」をご記入ください。
配布資料 月刊OPTRONICS 2021年1月号特集原稿ゲラ(お申込みいただいた方に、12月28日刊行の月刊オプトロニクス2021年1月号PDF版を無償進呈します。)
申込・支払方法 下部にあります、お申込みフォームよりお申込み下さい。
受付が完了しましたら自動返信メールが届きますので内容をご確認ください。
<お支払いについて>
後日、決済用URLを記載した請求書(クレジット用)をお送りします。お支払いは前日の12月3日(木)までにお願いいたします。

領収書発行 領収書が必要の場合は、備考欄にご記入ください。
申込締切 12月1日(火)
セミナーへの参加について 接続テスト:11:00~11:20、聴講者入室:12:45~
※ 接続確認が終了いたしましたら退出をしていただき、同様の手順により入室をお願い致します。
お問合せ (株)オプトロニクス社 担当:加納・三島
Tel:(03)3269-3550 E-mail:seminar@optronics.co.jp


※セミナーの参加受付は終了いたしました。