21世紀は光の時代と言われて20年が経ちましたが、まさに光・レーザーが様々な産業分野を支え、普及拡大の途にあります。さらなる発展のためには人材と専門知識の習得が求められています。
 そこで弊社では2021年に続き、新社会人を始め、光・レーザー分野に関わる全ての方々を対象に4日間にわたり、初心者向け光学・レーザー産業・技術関連セミナーを開催します。ぜひこの機会にご参加下さい。

開催期間

2022年5月31日(火)~6月3日(金)

形態

Zoomを用いたWEBセミナー(Zoomウェビナー) ※参加方法はこちら
注)本セミナーでは録音・録画、PC画面の撮影、また配布しますセミナーテキストの複製・第三者への提供などの行為一切を固く禁じます。

プログラム

5月31日(火)

13:00~14:30

光産業動向

光産業技術振興協会 小谷 泰久 氏

光産業技術振興協会で実施した2021年度光産業動向調査の概要を紹介するとともに新型コロナウィルスの流行が光産業にどのような影響を与えたかについても説明する。 また、アフターコロナあるいはウィズコロナと言われる今後の時代に必要である注目するべき光技術、例えば光情報処理・通信インフラ、サイバー・フィジカル融合空間、自動車・空飛ぶクルマなどに必要となる光技術について今後の展望を述べる。

14:40~16:10

光の魅力と将来技術

納谷ラボ 納谷 昌之 氏

光は私たちの生活、科学、技術、文化など、ありとあらゆる活動と深く関わり、産業においても今や不可欠な存在となっています。しかし、実は光との関わりがあるにもかかわらず、見過ごされている領域も案外多いのではないでしょうか。そこで、本セミナーでは、まず、光が現代を生きる私たちとどのように関わり、どのような領域で活用されているのかを、幾何光学、電磁波光学、量子光学などの観点から概観します。
次に、情報処理量の爆発的な増大とエネルギー消費量の低減というトレードオフの社会課題の中で注目される以下の3つの光技術について述べます。
・ 波長や偏光などのマルチな光物理情報から従来技術では不可能だった画像情報を再現する「コンピューテーショナルオプティクス」
・ シリコンフォトニクスに代表される「光電融合技術」
・ 通信・コンピュータ・計測などの様々な分野に革命的な進歩をもたらすことが期待される「量子光学技術」
本セミナーでは、これらの技術の可能性、課題とともに、この分野から新たに生まれるデバイスやシステムが、さらに新たな計測技術や人工材料を生み出す原動力となる可能性について議論します。


6月1日(水)

13:00~16:10

光の教科書:光線としての光

チームオプト(株) 槌田博文 氏

 本セミナーは、これから光の勉強を始められる方々を対象にしており、その内容は、オプトロニクス社より出版されている「光の教科書」の第1章から第3章を元にしています。具体的には、以下の内容をなるべく式を使うことなく説明します。今後の光の勉強に入って行きやすくするための導入講座になっています。
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第1章 光線としての光の基礎
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1.はじめに 2.光線とは 3-1.見える光 3-2.見えない光  4.乱反射と正反射 5.光の直進,反射,屈折 6.全反射   7.実際の境界面での反射と屈折 8-1.鏡でのものの見え方  8-2.光の可逆性 9.光の波長
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第2章 プリズムとレンズ
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1.光の進み方のコントロール 2.プリズムのはたらき  3.レンズのはたらき 4.結像のしくみ  5.凸レンズと凹レンズ 6.焦点距離 7.凹面鏡と凸面鏡
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第3章 レンズによる結像
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3-1.作図による結像の求め方 3-2.公式による結像の求め方  3.結像の実際 4.ルーペ(虫めがね) 5.光学機器のレンズ系  6.レンズの理想結像 7.レンズの収差と収差補正  8.レンズの絞りと像の明るさ

教材として「光の教科書」がお薦めです。お求めは光のオンライン書店にて


6月2日(木)

13:00~16:10

光の教科書:波としての光

チームオプト(株) 宮前 博 氏

本セミナーは、なるべく式を使うことなく光の全体像を理解し、光学の基礎的な知識を身につけていただくために企画しました。このセミナーで光の概要を理解すれば、次のステップへよりスムースに入っていただけるものと考えています。
 受講頂くに当たっては、オプトロニクス社より出版されている「光の教科書」がお手元にあることを前提としています。説明は事前にお送りしたPDFのテキストに沿って進めますが、内容的には「光の教科書」の下記第4章から第6章を元にしていますので、必要に応じてご参照下さい。
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第4章 基礎
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1.干渉と回折 2.縦波と横波 3.正弦波の特徴 4.光の発生  5.光速の測定 6.光の波長領域 7.分散と分光 8.球面波と平面波  9.屈折の法則 10.ホイヘンスの原理と光の伝搬
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第5章 干渉
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1.重ね合わせの原理 2.光の波束と干渉のしやすさ 3.ヤングの干渉実験  4.薄膜での干渉 5.反射防止膜 6.ニュートンリング 7.干渉計  8.定在波
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第6章 回折
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1.開口での回折 2.レンズによる回折 3.レンズの解像限界  4.プリズムと回折格子 5.回折レンズ 6.近接場 7.ホログラムの原理

教材として「光の教科書」がお薦めです。お求めは光のオンライン書店にて


6月3日(金)

10:30~12:00

レーザー光の発生&基本特性から最新のレーザー加工機の市場動向

フォトンブレインジャパン 家久 信明 氏

レーザー光の発生&基本特性を講義した後、ミクロ〜マクロ加工分野等で適用が拡大するレーザー装置の応用事例を数多く紹介し、従来の装置と比較しながらレーザー装置の特徴や導入のメリットを説明する。レーザー加工機としては、数WのレーザーマーカからマルチkWのファイバレーザーを搭載した板金切断装置および溶接システムや、近年開発されたfsec~psecの超短パルスレーザーを搭載した微細レーザー加工機について調査した最新情報等についても紹介する。

13:00~17:00

レーザー入門

宮崎大学 横谷 篤至 氏

近年ではレーザーの高性能化が進み、アプリケーションのすそ野も広がりを見せています。 しかしながら、実際に発振器や装置の仕組みを理解しきれていない人も少なからずいるのが現実です。
本セミナーはレーザー開発、あるいは取り扱いに深く関わっていく方々を主な対象に、レーザーの原理や光の性質などの基礎を理解していただく場を提供したく開催します。初心者(新入社員を含む)はもとより、経験者に対しても改めてレーザーに関する知識を深めていただければと幸いです。

13:00~14:30 【第1部】光の性質とレーザーの原理
14:30~14:50 質疑応答 

休憩 14:50~15:10

15:10~16:40 【第2部】レーザーの種類と応用、研究・開発への期待
16:40~17:00 質疑応答 

特典:副教材「レーザーの教科書(PDF版)」進呈
 5月27日(金)に送信しますZOOM招待メール内にダウンロードアドレスを記載いたします。


参加方法 他

参加方法 5月27日(金)にZOOM招待メールをお送りいたします。
接続テスト 各当日の11:00~11:20(6月3日(金)のみ、前日の2日(木)の17:00~17:20)
接続確認が終了いたしましたら退出をしていただき、セミナー本番は同様の手順によりご入室ください。
講演資料 5月27日(金)に順次送信しますZOOM招待メール内に、講演資料のダウンロードURLを記述いたしますので、ダウンロードをお願いいたします。
注)配布資料は公開可能な範囲となります。また、資料は複製・コピー、第三者への開示・提供を固く禁じます。

受講料・申込方法ほか

受講料 1日:22,000円(税込)
全日:55,000円(税込)
* 講演資料代含む
---複数名申込割引---
同一企業から3名以上で同時にお申込みいただいた場合、お一人につき20%割引させていただきます。
※1日:17,600円(税込)/全日:44,000円(税込)
※4人目以降は備考欄に必要な情報をご記入下さい。
申込・支払方法 下部にあります、お申込みフォームよりお申込み下さい。
受付が完了しましたら自動返信メールが届きますので内容をご確認ください。
<お支払いについて>
後日、決済用URLを記載した請求書(クレジット用)をお送りします。お支払いは5月26日(木)までにお願いいたします。

領収書発行 領収書は、6/6(月)までにPDF形式のものをメールでお送りいたします。
申込締切 5月24日(火)
キャンセル規定 お客様のご都合による受講解約の場合は下記のとおり解約金として申し受けます。
・5月27日(金)までは受講料の50%
・5月28日(土)以降につきましては受講料の全額
お問合せ (株)オプトロニクス社 担当:加納・三島
Tel:(03)3269-3550 E-mail:seminar@optronics.co.jp

※セミナーの参加受付は終了いたしました。