令和4年度の研究成果報告会 ILT2023は、「光とレーザーの科学技術フェアー2023」の併催イベントとして開催いたします。
本報告会では、レーザー加工からインフラ診断まで、多岐にわたる研究テーマについて、昨年度の研究成果をわかりやすく報告します。ポスター発表では、研究員との直接対話により技術的なご相談にも対応いたします。ぜひご参加ください。
2023年11月7日(火)13:00~16:40
13:00~13:15 |
ご挨拶
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13:15~13:40 |
レーザーで月面基地を! 建設材料をその場で作製主席研究員 藤田 雅之 月面における拠点基地建設のための材料を月面表層の砂を用いて作製する研究を行っている。ロボットアームの先端に3Dプリンターヘッドを搭載し、月面模擬砂をレーザーで溶融焼結し積層造形することで立体物を作製し、建材としての評価を行った。また、月面環境(真空かつ重力1/6)での製造方法の検討を進めている。 |
13:40~14:05 |
波面の乱れを補正してレーザー伝送を効率化! 高速動作・高光耐性デフォーマブルミラーの開発主任研究員 谷口 誠治 レーザー光の長距離伝送を可能とするため、波面の乱れを補償する高速動作可変形鏡(デフォーマブルミラー)の開発を進めている。高出力レーザーへの適用を目指した大口径可変形鏡の開発状況について報告する。 |
14:05~14:30 |
デフォーマブルミラーの動作性能を定量評価! 光学補償システムの性能評価手法副主任研究員 コスロービアン ハイク 集光点像の最大強度と回折限界における理論値の比はストレール比と呼ばれ、光学補償システムの性能を示す指標となる。開発した大口径可変形鏡の解析などストレール比による性能評価手法について報告する。 |
14:30~14:45 |
休憩 |
14:45~15:10 |
水中にある物質をレーザーで可視化! フラッシュラマンライダーによる水中油の漏えいモニタリング主任研究員 染川 智弘 海底インフラの維持・管理を効率的に実施するために、ライダー技術の応用可能性を検討している。本発表では、フラッシュ方式でのラマンライダーによる水中油の検知手法を紹介する。 |
15:10~15:35 |
労働災害から作業員を守る! レーザーを用いたトンネル切羽の浮石検知技術の開発研究員 倉橋 慎理 レーザーを用いて山岳トンネル工事における掘削の最先端(切羽)の浮石を検知する研究をこれまで行ってきた。講演では、実際の山岳トンネル工事現場において実証試験を実施した結果について報告を行う。 |
15:35~16:00 |
損傷評価をもっと簡単に! 光学素子レーザー損傷のプラズマ発光計測主任研究員 本越 伸二 光学素子のレーザー損傷耐性試験は、レーザー照射後の顕微鏡による表面観察によって行われる。目視、画像処理など時間がかかり再現性が課題である。より簡単かつ短時間で損傷検出ができれば、レーザー損傷評価試験の自動化が可能になる。本報告では、顕微鏡観察に変わる方法として損傷発生時のプラズマ発光計測を検討した結果を発表する。 |
16:00~16:05 |
閉会常務理事 梅林 徹
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16:05~16:40 |
ポスター発表
・レーザーを用いた月面基地建設材料の作製 |
受講料 | 無料 |
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講演資料 |
非賛助会員:3,000円(税込) ご希望の場合は申込フォームにてチェックをして下さい。 レーザー技術総合研究所賛助会員、理事・監事・評議員の企業等の皆様は無料になります。下記にてご確認いただけます。 賛助会員 理事・監事・評議員会社等 |
申込方法 | 下部にあります、お申込みフォームよりお申込み下さい。 |
定員 | 80名 |
申込締切 | 定員になり次第締め切らせていただきます。 |
お問合せ | (公財)レーザー技術総合研究所 E-mail:seika@ilt.or.jp |
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